やった方がいいこととの向き合い方

当たり前ですが、仕事でもプライベートでもやった方がいいことはいくらでもあります。 やらなければいけないこととは違って、 やった方がいいことはタスク管理を続けていると日々溜まり続ける一方です。 やった方がいいことに圧倒されてタスク管理が嫌になってしまい、 タスク管理を放棄したくなることがあるかもしれません。 この問題についてまとめてみました。

やった方がいいこととは?

いつかやるタスクとも言いますが、以下のようなタスクです。

  • 期限は指定されてないしやる義務もないけど、他人から要望されたタスク
  • 日々の中でふと思いついた、いつかやりたいタスク
  • GTDではSomedayやMaybeに分類されるタスク
  • ソフトウェア開発プロジェクトの場合はバックログ(積み残しタスク)

やった方がいいことの管理コスト

GTDの場合はとにかく頭に上がったタスクはすべて書き出し、 定期的なレビュープロセスによってタスクを分類するということが推奨されています。 やった方がいいことは、来週やる、再来週やる、来月やる、と延ばし延ばしにされ、 結局やらないままタスク一覧に残り続けることになりがちです。

何度も何度もレビュープロセスを通過し、もしかしたら1年後にやらないという判定を下し、タスクを削除するかもしれません。 この場合、レビューの度にこのタスクに意識を向けたコストは無駄になっているということです。 レビューの時以外は一切タスクを見ない人ならまだましですが、 常時タスク一覧を眺める人にとってはコストは更に大きいものとなります。

なるべくタスク管理対象にしない

そこで、とにかく思いついたらタスクにするのではなく、 タスク管理対象にしたら今後ずっとタスク管理コストを払い続けるのだ、ということを意識するようにします。 どうせ多分やらないタスクは、タスク追加する誘惑を抑え、捨てます。 本当にやるべきタスクなのだとしたら今捨てたとしても、後でまた湧いて出てきます。

以上、私が最近意識している、 「やった方がいいタスクは吟味・厳選し、安易にタスク管理対象にしない」 という向き合い方でした。